今月は、住友商事竹橋ビルの公開緑地をフィールドとして、 植物全般の管理についての授業でした。 場所が竹橋ということと、季節は桜ということで、 午前中はおまけとして皇居の東御苑でお花見です。 時間は2時間とたっぷりあります。 欲張って千鳥ヶ淵まで歩いて戻って来よう、と意気揚々と歩き始めます。 でも、ついつい立ち止まるのですよね。 お濠沿いの景色も格別です。 いよいよ東御苑の入口に近づいたとき、 リュックさんが目ざとくある植物を見つけました。 風に吹かれて地面に落ちていたのです。宿り木です。 頭上を見上げると、まあ見事です。 ケルト文化では、宿り木は薬用植物として珍重され、 聖職者が金の鎌で切り落としていた、というリュックさんの話に、 またまた生徒さんたちは立ち止ります。 リュックさんの話は続きます。 「宿り木の種は、糊のようにくっつく(粘着質なにかわ状の繊維に包まれているため) ので、野鳥のふんに混じって木に落ちてもくっついて離れず成長することができる。 やがて根を出し、宿主の樹液を吸って繁殖する寄生植物である」と。 こんな風に、皇居に入る前にすでにリュックさんの授業は始まっていました。 さあ、これからまたどんな発見があるのでしょうか?
by ECOLE-G
| 2012-04-10 09:17
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